「知らない方が良かった」と悔やんでいるならまだまだだよっていう話。

知らなければならないこと、知らなくてもいいこと。

世の中にはそんな情報がわんさか溢れかえっていて、見ようとしなくても見ざるを得ない状況がいたるところにある。

知らなければ良かった……。と嘆いている人は、これからそのことについてもっと悩まなければならない。

そして、苦しんで苦しんで精神を病んでしまうかもしれない。

しかしそれは、「成長の痛み」と私は呼ぶ。

 

知らなければ良かったことなんて存在しない

知らなければ良かったことなんて存在しないのだ。

知らなくてもいいことは確かにある。

しかし、あなたの心にグサッと引っかかり、掴んで離さない事象は「知らなくても良かった」で片付けられるモノではなかったのだ。

つまり、あなたの今までの人生経験から、あなたの価値観が生まれ、その価値観の中で「知らなければ良かった」と思うものに出会ってしまった。

それを悔やむだろう。

なぜこんなものを見てしまった、聞いてしまったのだろうと悲しいだろう。

こんなに苦しいなら、いっそのこと……。と思う人もいるだろう。

それでいいのだ。

あなたの「成長」は地の底に落ちたところからスタートする。

 

「知らなければ良かった」になったルーツを辿る

第一段階は、あなたが「知らなければ良かった」と思う原点を探してあげることが大切だ。

紙に書き出してもいいし、声に出してもいい。

誰かに話してもいいし、歌にしてもいい。

とにかく、その「知らなければ良かったもの」になった理由を探してあげる。

誤解がないように言うが、「知らなければ良かったもの」を掘り下げるんではないよ。

「知らなければ良かったもの」が「知らなければ良かったもの」になってしまった理由を考えてあげるのだ。

難しいかな。

例を出そう。

ある病気をテレビ番組で見てしまって、自分もなるんじゃないかと怖くてたまらなくなったとする。

その「病気」を調べるのではなく、「自分」を調べてあげるのだ。

自分がその病気を怖いと思った理由を考えてあげる。

そして、「なぜなら〜だから。」という理由にどんどん問いかけてあげる。

なぜそう思ったの?と。

そうすると、自分の幼少期にまでさかのぼることがある。

すると、「小さい頃遊んでくれたおじいちゃんが同じ病気だったから」というような形で答えが浮かび上がってくる。

こういった形で「自分探し」をしてあげることが大切。

 

生きる目的を適当に作ってしまおう

第二段階は、あなたの「生きる目的」を作ることだ。

生きる目的?そんなの難しくて考えられない、という人は「適当」に作ってしまおう。

大丈夫。

生きる目的は毎日を生きる中で少しずつ確立されていくものだから、適当に作っても毎日の自分が上手に修正してくれる。※生きる目的を意識しないと修正は不可能。

それがあなたの「戻ってくる場所」になる。

どんなに苦しくても、「ああ、そういえば私の生きる目的ってこれだった」と自分自身を俯瞰できるようになる。

それが、現在の苦しみから「今」を意識するために必要なマインドだ。

 

語彙を増やす

第三段階は「語彙を増やす」ことだ。

は?なぜ現在の苦しみと語彙が関係あるんだ!ふざけるな!

という方は続けて読んでほしい。

言葉はあなたの世界を作っている。

例えば「嬉しい」という感情を作っているのは「嬉しい」という「言葉」だと知っているだろうか。

嬉しい感情ってどういう感情?

「胸がワクワクする」それも言葉だね。

「鳥肌が立ったりする!」うん、それも言葉。

言葉がなければ、自分の感情はないのだ。

怖いと言う感情を例にとっても同じことが言える。

勘のいい人なら気付いただろうが、「言葉をたくさん知っていることで、怖いという感情ももっと暗くおぞましいものになってしまうんじゃないか?」という疑問。

これは、人よりも少しだけ語彙が多い人がはまってしまう罠だ。

言葉を知ってるが故に、言葉に殺される典型だ。

そんな人は、もう少し頑張って語彙を増やそう。

言葉が増えることで、「自分を救う言葉」に必ず出会うことができる。

たくさん言葉を知っているというのは、それだけで生きやすくなるということなのだ。

私も今、生きやすくなるために語彙を増やしている。

自分の苦しみ、悲しみを表現する言葉を探し、それを消化するための言葉を探している。

そうやって「成長」していく。

苦しみが少ない人は、言葉を知らない人か、言葉をたーくさん知っている人だ。

その間にいる人たちが苦しみを味わっている。

どうか、人生を諦めないで自分を救ってくれる言葉を探しに行こう。