きのこ帝国の魅力を語る。絶対に聞いてほしい曲!【おすすめ曲トップ5】

きのこ帝国というバンドのイメージは「暗い」「鬱々(うつうつ)としている」などネガティブな印象を持っている人もいるだろう。

しかし、きのこ帝国の真髄はそこではない。

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「暗い」曲となる「必然性」がきのこ帝国にはあり、歌詞からボーカル:佐藤千亜紀がどういった目線で世界を見ているのかが手に取るようにわかる。

わかる人にはわかる、という言い方は乱暴だが、きのこ帝国とはそういう音楽を発信し続けている。

そして「無邪気な女の子」を想像してしまうような「キュート」な曲もきのこ帝国にあるため、おすすめとして紹介したい。

おすすめ曲トップ5

1位:ユーリカ

きのこ帝国のインディーズ時代の1stアルバム【eureka(ユーリカ)】のアルバムタイトルを飾る曲。

初めてユーリカを聴いた時、恐ろしくて戦慄が走った。囁くように歌うボーカル、ずんずんと孤立して進むベースの音に、耳をつんざくほどのハイキーな歪みのギター。

こんなメロディを作れるバンドがいたのか、と驚いた。ダーキーな曲調と、散文的な歌詞はRadiohead(レディオヘッド)を彷彿とさせる。

きのこ帝国の雰囲気、魅力を伝えるには十分すぎる曲。

2位:Telepathy/Overdrive

Telepathy/Overdrive
きのこ帝国
ロック
¥200

小気味良いリズムで始まるポップなロックナンバー。

ユーリカと同一人物が歌っているとは思えないほどに【ポップ】でカラフルな情景が目に浮かぶ。

多分ゲームオーバー

気づかないふり

逃げてしまおうか

手は繋いだままで

出典:きのこ帝国【Telepathy/Overdrive】

「逃げちゃお」と女の子に手を引かれるような、そんないけない恋を連想してしまう曲。

ユーリカとの曲調にギャップがあるため、戸惑ってしまうかもしれない。しかし、それぞれの楽器隊の音に統一感があるため「きのこ帝国」としてぶれないのだ。

 

3位:春と修羅

春と修羅
きのこ帝国
ロック
¥200

この曲は何と言っても歌詞のぶっとび加減だ。

あいつをどうやって殺してやろうか

2009年春、どしゃぶりの夜に そんなことばかり考えてた

出典:きのこ帝国【春と修羅】

冒頭でギターの弾き語りから「あいつをどうやって殺してやろうか」と始まる。

後半は「めんどくせえ」を連呼し、人間関係の煩わしさを素直にド派手に表現している。

そして、素直にカッコ良いのだ。「なんか全部めんどくせえ!」とイライラがピークになった時に爆音で聴くと、爽快だ。【春の修羅】は、自分が言いたいことを全部言ってくれる代弁者だ。

 

4位:クロノスタシス

クロノスタシスって知ってる?

知らないと君が言う

時計の針が止まって見える 現象のことだよ

出典:きのこ帝国【クロノスタシス】

キュートな歌詞が光るナンバーだが、リズムはヒップホップやレゲエの要素がありノリが心地よい。リードギターの音も大胆に曲に落とし込んでいるが、違和感なく溶け込んでいる。

歌詞は「君と夜の散歩中」という内容だが、少ない言葉でストーリーをよく表現できている。

リズムや音など、カチッとした枠にハマるような、とても繊細に綺麗に仕上げられている。

 

5位:怪獣の腕のなか

きのこ帝国自身、狙ったのかどうか真相は不明だが、「怪獣」というワードと「ファンタジーの世界観」を感じる音作りについてもきのこ帝国の音楽の幅広さを感じる。

イントロから優しいメロディが、ファンタジー映画のBGMのように流れる。

 

きのこ帝国はもうひとりのあなた

きのこ帝国はあなたの代弁者だ。

きのこ帝国は「日常」を切り取った音楽が多い。それは「今日」を直視する強さがあるということだ。

彼らの曲を聴いていると、つらい日々を肯定してくれるかのような優しさに包まれたような気分になる。