My Hair is Badとは?マイヘアのおすすめ曲【戦争を知らない大人たち】

少し前の爆発的なブームは去ったが、My Hair is Badは「かっこいい音」の定義を塗り替えた。

現代のストリーミング文化からか、短い試聴時間で「良い!」と思ってもらうには音圧がモノを言う。

マイヘアの「魅力」と「迫力ある音楽」の理由を、「戦争を知らない大人たち」の紹介と共に解説していきたい。

My Hair is Bad(マイヘア)とは?

メンバー

椎木 知仁:ギター・ボーカル

山本 大樹:ベース・コーラス

山田 淳:ドラム

新潟出身の3ピースバンドであり、2009年結成から王道の邦楽ロックシーンで活躍している。

アルバム

  • 1st:narimi(2014年)
  • 2nd:woman’s(2016年)
  • 3rd:mothers(2017年)

2ndアルバムは女性の裸体のイラストであり、かなり攻めたデザインであるが、オリコン5位を獲得している。3rd「mothers」はオリコン最高2位の大躍進。

まだまだ「音楽」として、伸びしろ満載のバンドだ。

絶対に聞いてほしいおすすめ曲

戦争を知らない大人たち

「戦争を知らない子供たち」のパロディータイトルといったところだろうか。

しかし、注目するべきところはそこではない。

この曲を初めて聞いた時、邦楽ロックシーンに「新しい風」が吹いたと感動した。

歌詞

聴き進めるごとにこの曲は春夏秋冬の季節と「自分という存在」をリンクさせているのがわかる。

春は「スタート」という明るいイメージを持つ人もいるが、「鬱屈」した春をイメージする人も多いのではないだろうか。新しい環境に馴染めない戸惑いや、「よーいどん」で新しいことにスタートを切れない自分に反吐が出る。

そういったリアルな感情を言葉にする強さをマイヘアは持っている。

そして言葉同士の関連付けが秀逸なのだ。

まるで春みたいで むくりと動き出した

まるで夏みたいで スッと思い出した

まるで秋みたいで 世間は冷たかった

まるで冬みたいで 言葉が白くなった

出典:My Hair is Bad【戦争を知らない大人たち】

たとえば、「秋」の肌寒さと「世間の冷たさ」を「肌と心の温度」で絶妙にリンクさせている。

こういったセンスに、マイヘアの言葉は「生きている」と感じてしまう。

メロディ

イントロの迫力が凄まじく、ギター、ベース、ドラムの3つの音で構成されているのにも関わらず耳に残るメロディセンスが光る。

歌い出しのポエトリーリーディングのような語りがマイヘアの特徴であり武器だ。マイヘアは言葉の力を知っているからこそ、ゆっくりと語りかけるように歌うのだ。

サビの歌詞は「Good night」のみ。コーラスと綺麗にハモり、爆音のギターの中でも優しく響く。

「迫力」の正体は「音圧」だ。現代の邦楽シーンは「音圧戦争」とまで揶揄されるように「音圧」が重要だ。音の流れに隙間を作らないよう「音」で埋め尽くす、という表現がわかりやすいだろう。

MV(ミュージックビデオ)

My Hair is Badの魅力

彼らの魅力はメロディもそうだが、何と言っても「リアルな言葉」だ。

装飾された綺麗な言葉は魅力的に聞こえるが、「泥臭い本音」 もまた魅力的だ!と力強く表現した彼らの今後に期待したい。