Nulbarich(ナルバリッチ)の魅力を解説。新しい「音楽」を体感する

Nulbarichは2016年に結成されました。

バンド名の由来は「Null=ゼロ、形なく限りなく無の状態」+「but=しかし」+「Rich(満たされている)」という「何もないのに満たされている」という造語です。

リリースアルバムは

  • 1st:Guess Who?
  • 2nd:H.O.T

現在スタジオアルバムは2枚ですが、邦楽ロックシーンを先導する存在となりつつあります。

CMでも起用されており、有名なところでいうと「資生堂アネッサ」「HONDAグレイス」があります。

 

ナルバリッチとは

謎に包まれた正体

ナルバリッチはボーカルのJQ以外顔出しをしていません。ライブやDVDでメンバーの顔がチラとみられるくらいで、メディア露出が非常に少ないです。メディアへの露出が少ないのはJQも同様です。顔出しはしていますがナルバリッチというバンドの立ち位置を、メディアへの露出を避けることで作り上げているような気がします。

音楽という表現のみで勝負したい強い意志の現れなのかもしれません。

完結していないバンドというカタチ

ナルバリッチはJQ(ボーカル)以外のメンバーは固定されていません。この曲にはこのベース、この曲にはこのギター、という形で曲ごと、ライブごとにメンバーが変わります。ここにもナルバリッチの魅力が隠されています。

メンバーにはそれぞれ「音」という「個性」があります。その個性を大切にしているからこそ、ナルバリッチという音楽には「多様性」が生まれています。

メンバーが固定されたバンドは型という枠にはまっており、それが「変わらない彼ららしい音楽」という強さをもっています。しかしナルバリッチにはその固定されたメンバーがいないため、型がありません。メンバーが固定せれていないというそれ自体が多様性であり、バラエティーに富んだ曲を生み出している要因です。

耳障りではないコトバの発音

ナルバリッチは日本語と英語を混ぜ合わせた歌詞が特徴です。

Cuz I don’t have enough
No second thoughts
変わらない笑みで you set me free
Good morning to the sun
Let’s go for a walk
気ままに空気ふかせ
今大地の上で

出典元:Nulbarich 【new era】

言葉の発音は日本語すらも英語に聞こえるほどにナチュラルに曲とマッチングしています。曲のカタチを崩さないために「ボーカル」も楽器の一部としてグルーブ感を作り出しています。

シティポップの再来

シティ・ポップ (City pop) は、日本のポピュラー音楽のジャンルのひとつ。正式な音楽用語ではないが、主に1970年代後半から1980年代に流行した、都会的なイメージを前面に出したポップスを指す。

出典元:Wikipedia

ナルバリッチのイントロが流れると、どことなく懐かしさを感じます。「懐かしさ」はアタシたちにストーリーを与えてくれます。そこにナルバリッチの曲が良いというカラクリが隠されているのかもしれません。そして80年代ポップを踏襲しながらも、新しい音楽の風も感じます。

彼らはニューシティーポップというジャンルに存在し、ポップという概念を塗り替える強さをもっています。ファンクやジャズとはまた違ったテイストの「ニューテイストなシティーポップ」がナルバリッチの魅力です。

Nurbarichの魅力とは

根源的な部分で「音楽」とうものの捉え方が違う気がします。それは言葉選びであったり、現在の固定されていないメンバーというスタイルであったり、ナルバリッチというアーティストに新しい風を感じます。

曲全体に統一感があるのも彼らが自分たちの音楽を「新しいもの」として捉えており、ひとつのセオリーを崩そうとしているというものから来ているのかもしれません。