散歩の効果とは。精神の安定など大きなメリットについて

ウォーキング、ジョギングという「運動」が精神の安定を保つ効果がある、と科学的に証明されているのを知っている人は多いが、散歩にもその効果があるのを知っている人は少ない。

散歩を趣味としている人の割合はどれくらいだろう。

60~70歳以上の2016年度の散歩・ウォーキング実施率は、年1回以上が55.6%、週1回以上が49.7%であり、若年層に比べて顕著に高い値を示した。(20~30歳代:年1回以上34.6%・週1回以上19.6%、40~50歳代:年1回以上41.6%・週1回以上27.2%)

出典元:SankeiBiz

20〜30代では年1回以上が34.6%であり、約7割の人は年に1度も散歩をしないということになる。

散歩とは

ウォーキングと散歩の違い

ウォーキングと散歩の違いはどこだろう。

ウィキペディアでは散歩をこう定義している。

散歩とは、気晴らしや健康などのために、ぶらぶらと歩くことである。

出典元:Wikipedia

ウォーキングは「運動」というカテゴリーに存在し、それは心身の健康のためという位置付けであり、散歩は「気晴らし」の要素が大きい。散歩は身体面よりもずっと「精神面」にウエイトを置いた行為であるということだ。

ウォーキングは悩みや不安を忘れるため、という見方に近い。一方、散歩は悩みや不安を見つめる時間だ。

散歩をする有名人

哲学者・アリストテレスも弟子たちと散歩をして思考を巡らせていた。スティーブ・ジョブスも散歩を日課としていたという話は有名だ。彼らは散歩によってもたらされる「効果」を知っていたから日々の生活の中に取り入れていたのだ。

なぜ散歩をするとアイデアが生まれるのか

歩くという行為で脳の前頭前野という領域に血流が行き届くためであり、この前頭前野は「思考」や「創造(アイデア)」を担う人間を人間たらしめている領域だ。

歩くという行為により、心臓は身体中にエネルギーを供給しなければならない。歩くと心臓が早くなるのはこのためであり、ゆっくり動いていてはエネルギーの供給に間に合わないのだ。その必要なエネルギーは血管の中を通り、様々な機関=脳にも運ばれるという仕組みだ。

散歩の魅力

手軽さ

散歩のメリットはなんといってもその手軽さだ。アタシたちは何かを始めようとする時、大きなハードルを想像してしまう。ジョギングをすると決意したものの、毎日3キロも走れるだろうか、無理だったらこのシューズも無駄になってしまうな、など手軽に始められると謳っているジョギングでさえ大きな課題があると思ってしまう。

しかし散歩なら本当に何も必要ない。汗を掻くこともないため普段着で、走ることもないため膝の負担を減らすための高機能なシューズもいらない。持っても財布とスマホくらいだ。その手軽さが散歩の魅力であるといっても過言ではない。

ウォーキングとの効果は大差がない

ぶらぶらと歩く散歩と、きびきびと歩くウォーキングでは代謝量が違うんじゃないの、と思う方もいるが、散歩の方が歩く距離が長いため、代謝量は大差ないという意見もある。

散歩の効果

精神状態が安定する

規則的なリズム運動はセロトニンの分泌を促し、精神の安定を図ることができる。セロトニンとは太陽の光や食べ物(ヨーグルトなどの乳製品やたんぱく質)から取り入れることができる精神安定に欠かせない神経伝達物質だ。

効果的な散歩の方法

メモ帳を使う

散歩中に思いついたアイデアや考えをすぐにメモに記入する。あらゆることをメモに記入し、家に帰ってから必ず見直す。すると、いつもの慣れ親しんだ自分の考え方とは違った視点の思考がメモの中に残っていることがある。「こんな発想の転換があったのか」と驚くことがある。しかし勘違いしてはいけないのは、そのメモを取ったのは「あなた」ということだ。スマートフォンのメモ機能を使うと、スマートフォン1つで身軽に散歩をすることができるためおすすめだ。

悩みや不安と向き合う

悩みや不安と真っ向から向き合うことだ。家でくつろいでいる時にはいつもの自分という思考の癖があるため、考えも堂々巡りとなってしまうことが多い。しかし、散歩の最中は頭は妙に冴えており、違った視点でその「悩み」を見ることができる。解決したい!という悩みがあるならば、まずは「解決するんだ」という覚悟が必要だ。

時間は決めない

時間を決めてしまうと気が散ってしまい思考が鈍ること上がる。そのため時間は決めずに、「スマホ」と「悩み」だけを持ってぶらぶら歩きに行こう。スニーカーなど歩きやすい靴だとストレスなく散歩ができる。

 

歩くことで得られるメリットはとても大きい。毎日の生活の10分を散歩に当ててみてはどうだろう。